coupe Diary 「クーペの部屋」


今度ノンフィクションのプロデューサーと会う事になった

全部新しいのでいく

そのプロデューサーというのは

志保の友達だ

なんか 面白そうなのが出来そうだ

今度俺ではなく

娘から見た俺のノンフィクションらしい

娘を追われるのは面白い

娘はパリコレ含めロスや日本を中心に

随分稼いでいる

面白いのが出来そう

誰にも何も言わせない

俺の思い通りにドキュメンタリー

 

幸せなんて

朝から晩までテレビを見てても飽きる

なにか飽きないことを見つけたいと思うが

飽きないことなんて 

ない


人生は暇つぶし

スポーツも恋愛も勉強も

すべて暇つぶし


猫などは大きなあくびをして

たいくつと戦っている


暇つぶしにラブ平とライブをやるんだが

それが楽しみ

せっかく生きているんだから

幸せなことを考えたいと思うが

なかなか幸せなことなんてない

幸せなんて

つかんだら飽きるようになってる

幸せは遠くから見てちょうどいいんだろう

なかなか手に入らないから

金があればと思うんだろうが

一律10万ていうが

一律10億も配ったら国民はたいくつでしかたないだろう

美人も遠くで見るから良いんだろうな

いざ入ってしまうと

女なんてみんなおんなじだよ

おそらくね

入らない幸せ

それが幸せなんだろうな






吉村さんに

鶴見を紹介したくて

鶴見に会おうといったら

ビデオ電話がかかってきた


鶴見の嫁さんも子供も

元気ですかと

ありきたりの励ましの言葉を笑いながら

元気になったふりをした

鶴見の子供は鶴見に似ず

なかなかかわいい

「お前にぜんぜん似てないでよかったな」

ていったら

「おかしいですね みんな私にそっくりっていうんですけど」

ていう

鶴見に似ないというのは俺の最大の褒め言葉だ


癌が進行して

お前とはもう会えないだろう

て言ったもんだから

テレビ電話がなんだかおおげさになっちゃった

よそよそしくて困った

 

ちょっとみんな

エブリバディ聞いてよ

今までアンビリーバブルに、ドキュメンタリー番組に
2回取り上げられた俺だが

なんと3回目を取り上げられることになった

そんなアンビリーバブルな人生でもないんだけどね

たしかに
27年ぶりに別れた娘に会えたのは
アンビリーバブルな人生だったが・・・・

好きなように自分勝手に生きた人生だが

まぁとにかく
72までよく生きれたもんだ

先日娘が誕生日祝いに来てくれた

あたりまえのように

その娘は俺というよりも今は
志保と仲良しである

娘にも志保にも
何一つしてやれなかった

二人を逢わせたことは
俺の役目かなと思ったりする

娘はヘアーメイクとエステで
アメリカやヨーロッパに
パリコレやファッションショーのために
行ったり世界を股にかけて活躍している

俺は
アンビリーバブルな人生とは思わないが
そんな俺から
そんな娘が生まれたことは
アンビリーバブルだ

 

4・18

俺の自宅で
誕生パーティを開く

(風邪ひいてない限定で)
娘も来る

他のメンバーは
ラブ平と大将とりか
限定で

誕生日に寿司の会

ちょっと贅沢だな

おそらくこのメンバーは

俺が死んだときも
集まってくれて
最後まで
泣いてくれてるだろう

まさかなー

癌になるなんて
思いもしなかった

たった一人の馬鹿医者のために
見立て違いで
俺が命を落とすなんて

悔しいよ

その病院を選んだのは俺だ

病院も病気も
最後は 運だな

72歳か・・・


今日行った病院の医者に
あとどれくらい生きますかねと聞いた

聞いたはいいが
答えは覚えてない

志保がそばにいるので
あとで聞いたら

今は肺にとどまっているから
放射線治療ができる

放射線治療で追いつかなければ
次の治療と言われた

まあ
あとは運を天にまかせて

自分の運だけを信じる


18日は
おおいに飲んで騒ぎたい
飲めても1杯だろうが・・

でもよかったのは

自分の人生

このメンバーに最後に知り合えたことだ

素晴らしいメンバーだ

彼らのことを考えると
まだ死にたくはないが

年齢からいって一番最初は
この俺だ

世話になった

とくに志保には

志保にたったひとつ恩返しは
娘を紹介できたことだ

仲いいんんだ


二人ともよく笑うしね

二人とも商売もうまくて

しっかり自分の人生を歩いていくことだろう

だめだ・・・

なんか遺書みたいになってきた


今日はこのへんで終わる

 

たられば

もしあの時にああしてればと思うが
できなかったんだろうな

勇気なんだろうな

勇気さえあれば
なんでもうまくいったんじゃないかなって思う

大切なのは思い切ることだな

癌になって
それを一層思う

借金というのは
自分が作って
それに自分が乗っかって苦しんで

あんだけの金を
いったい何に使いたかったんだろう

そんな事を俺だけじゃない
借金した奴がみんなそう思っているんだろう

少しずつ少しずつ出すからだめなんだろうな

いきなり1億ボーンって出たら
逆に借金してなかったんだろうな

金があったら
苦しまないで済むんだなって思った

金はドーンと持たないと持たないとだめだ
借金もドーンとしなきゃだめだ

俺が失敗したのは依存心
依存心がなかったら金なんて使ってなかったな

癌になったら煩悩もみな消える

いい女を見ても
別に

女に金を使うのは
コンプレックスを持つからだ
モテる男は女に金を使わない

女が寄ってくるんだから

そう思って
ハンサムな男に
コンプレックスを抱いたものだ

でも
その女たちをよく見たら
いらないと思った

なんにもいらないと思った
女も酒もギャンブルも

 

メールありがとう

こんばんは
今は静かにガンと戦っています

と格好つけて書きたいところですが

不安が毎日押し寄せてきて
朝方起きては色々考える毎日
そんな時に
君からの励ましのメール
元気がなにより出たなー

できることなら
またリハビリをお願いしたいところだが
そうもいかないのが
その世界なんだろう

そんな世の中どうでもいい

また会って話がしたい

会えたらいいね

会えて話ができたらもっといいね

3ヶ月か4ヶ月後にコロナ騒ぎが落ち着いたらライブをやろうかな
その時にはぜひ
また逢いに来てほしいね

離婚したそうで

いいんだよ
離婚なんて

俺もしたしね

合わないのを無理して生きていくより
合う人を探して生きていく方がどんなにいいか

人生ってそんなもんだよ

近いうち会える日を楽しみにしている

どこでも行くよ

と言いたいが
なかなか行けない

近所なら会えるから会おうよ

 

みんなが心配して元気にしてるかと連絡をくれる
その気持ちが嬉しい

今までは無理だろうって思われながら
それを奇跡的に回復をしてきた

でも今度はどうかなー

肺癌だからなー

それも肺癌からリンパ節転移だからね

奇跡の奇跡がおきないと
無理だろうけどさ

娘が猫を飼って
そのことで
毎晩のように
娘に電話をして猫のことを聞く

心の奥では
娘と会話できる口実ができて
それも
今までよりもいい関係で
今までは
父親ぶったりして
話をしてても居心地が悪かったから

今は
先がない
ていうのか
弱弱しい俺が居て
ちょうどいい関係な気がする

娘が今度飼う猫の中に
般若のような顔をした猫がいて
人相が悪い

その猫のことが気になって
それがなんか自分と重なる

運がいままで良くて
こんだけ運が良くていいのかなって思ってた
最後の最後で大どんでん返し
こんな結末が待っていた

でもいいんだ
普通72歳でこんな幸せものはいないもん

幸せの絶好調で死ねる
いいんだこれで

5月におじさんバンドが店に来るっていうから
楽しみにしている

久しぶりだ
いろいろあったけど
72だからね
もっと仲良くしときゃよかったと思ってたところに
向こうがちょうど遊びに来てくれるという
嬉しいね

おおいに酒を飲もうと思う
おじさんバンドも何人か癌になっちゃったけど
俺も癌になって
みんな癌になって仲良くなって
おかしな話だ

 

昔から

死ぬ時に
やっと死ねたって
不幸の中で思うのが幸せなのか
幸せのなかで死ねることが幸せなのか
でも幸せの中で死ぬなんてきっと
こんな辛いことはないなと

どっちが幸せなのかと思った事がある

あの時やっぱり
幸せの中で死ねる方が
幸せなんだって思ったんだって思い出した

愛する人が残せて死ねるって
辛い事だろうけど
でも
愛するひとがいる
それだけで
幸せを願って死ねるって
幸せなんだな

今そんな時が
現実になってきて

娘と志保が仲がいいという事が
こんな幸せな事はない

2人とも同じように猫を飼って
2人とも超幸せそうである

 


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